中途採用に適した時期とは?データでみる繁忙期と閑散期の中途採用

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中途採用に適した時期とは?データでみる繁忙期と閑散期の中途採用

「中途採用の募集はいつかけるのが良いのか?」
人材を増やしたい企業の中には、上記のような悩みをもっているところも多いはず。中途採用には、繁忙期と閑散期があります。募集を何度かけても、全く応募がなかった場合は、時期が悪いのかもしれません。
本記事では、中途採用に適した時期について紹介します。具体的な中途採用の繁忙期と閑散期がいつかを解説。また、優秀な人材を確保するための、2つの時期の過ごし方も説明します。今後、中途採用で失敗しないためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

 

 

 

1.中途採用に適した時期とは? 年間スケジュール例も紹介

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中途採用には繁忙期と閑散期があり、時期によって集まり方が違います。時期の特徴を理解して、会社が求めている人材を獲得しましょう。求人の繁忙期を狙った中途採用を行う際は、以下の3つを意識してください。

  • 中途採用に適した時期は戦略によって異なる
  • 中途採用の年間スケジュール例
  • 新卒採用との兼ね合いも忘れずに

上記ポイントについて詳しく解説します。

 

1-1 中途採用に適した時期は戦略によって異なる

年間の中で転職希望者が増える時期がありますが、転職を考える理由は時期によって違います。特に転職希望者が増える時期は「1〜3月」です。
1〜3月は、年度初めである4月を迎える前に、新しい職場を探す求職者が増えます。多くの転職希望者に会いたいなら、上記の時期に求人募集をかけましょう。
9〜10月も求職者が増える時期です。半期ごとに人事異動がある会社だと、秋ごろから職場環境が変わります。異動で仕事環境が変化すると、転職意欲が高くなる人が増えるからです。
7〜8月や12月は、ボーナスが支給されるため、あまり求人者はいません。特に12月は来年度の新卒募集の準備で忙しく、中途採用を募集している企業も少な目です。ライバルとの人材の取り合いを避けたいなら、あえて閑散期に募集を掛けるのも戦略の1つです。

1-2 中途採用の年間スケジュール例

中途採用を行うなら、事前に採用スケジュールを考えてから行動しましょう。中途採用の場合、採用計画から入社まで2カ月〜半年かかります。採用スケジュールを立てる4つのポイントを以下の表にまとめました。

 中途採用に必要な行動

  必要期間

 採用計画を立てる

 約半月

 母集団を形成

 1~2カ月

 採用選考を実施

 1~2カ月

 入社までのフォロー

 1~1カ月半

各ポイントにかける時間は、募集をかける時期で変わります。繁忙期なら応募も多いため、母集団の形成や採用選考は1カ月ほどで十分です。閑散期で募集する時は、2カ月くらい見ておくと良いでしょう。

1-3 新卒採用との兼ね合いも忘れずに

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中途採用だけでなく、新卒採用も行う企業は、準備期間が被らないよう注意しましょう。新卒採用は、中途採用と違ってスケジュールがあらかじめ決められています。中途採用ばかり意識していると、新卒採用の選考開始に間に合いません。
特に2月は、説明会やインターンシップの準備があります。1〜3月の中途採用繁忙期に募集をかけるなら、新卒採用準備と並行して採用業務をこなせるよう、計画して募集をかけましょう。

2.中途採用が活発な時期の採用のメリット・デメリット

では、中途採用が活発な時期に採用活動を行うことで、メリットはあるのでしょうか?逆に、デメリットはないのでしょうか?
以下でご紹介いたします。

2-1 中途採用が活発な時期の採用のメリット

中途採用が活発な時期に採用活動を行うメリットとして、次の3点が挙げられます。

  • 求職者数が多い
  • 入社日の調整がしやすい

 

求職者数が多い

中途採用が活発な時期は、市場に転職意欲の高い人材が豊富にいます。このため、自社が求めるスキルを持った人材に出会える可能性も高いです。また、複数名の採用なども実現しやすいといえます。

入社日の調整がしやすい

中途採用が活発な時期に転職活動をしている人は、ボーナス支給や期の区切りを節目に前の職場を退職しょうと考えていることが多いため、内定承諾後の入社日調整もスムーズです。

2-2 中途採用が活発な時期の採用のデメリット

中途採用が活発な時期に採用活動を行うデメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • 求人が埋もれやすい
  • 他社と人材の取り合い・内定辞退につながる恐れがある

 

求人が埋もれやすい

中途採用が活発な時期に転職活動をしている人は、ボーナス支給や期の区切りを節目に前の職場を退職しょうと考えていることが多いため、内定承諾後の入社日調整もスムーズです。

他社と人材の取り合い・内定辞退につながる恐れがある

他者の同職種の求人で、待遇が同じような案件があった場合、休職者が両方に応募して、より良い方へ入社する可能性があります。
求職者が両社から内定をもらった場合は、会社の知名度や、面接時に待遇面で交渉の余地がある、面接官の人柄、職場の雰囲気など、差がついたわずかな部分で他社に取られてしまう恐れがあります。

3.中途採用が落ち着く時期の採用のメリット・デメリット

では、中途採用が落ち着いている時期に採用活動を行う場合は、どうでしょうか?
メリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

3-1 中途採用が落ち着く時期の採用のメリット

中途採用が落ち着く時期に採用活動を行うと、次のようなメリットが期待できます。

  • ライバルが少なく、求人を見てもらいやすい
  • 普段は忙しい層にも求人を見てもらえる可能性がある

 

ライバルが少なく、求人を見てもらいやすい

中途採用が落ち着く時期は、求人を出す企業も少ないため、自社の求人が求職者の目にとまりやすい時期だといえます。ライバルが少ないため、中途採用が活発な時期のように求職者の取り合いになる可能性も低いです。

普段は忙しい層にも求人を見てもらえる可能性がある

中途採用が活発な時期が、ボーナスの支給が終わった1月、8月や、来期に向けた転職活動が盛んな9~11月であるのに対し、中途採用が落ち着く時期は、5~6月や12月となります。
この時期は、ゴールデンウイークや年末年始休暇など、長期休暇の多いタイミングであるため、普段は仕事が忙しい層が休日の空いた時間を使って求人を見てくれる可能性があります。優秀な管理職者などの採用活動にも向いている時期だといえます。

3-2 中途採用が落ち着く時期の採用のデメリット

一方、中途採用が落ち着く時期に採用活動を行うデメリットは、以下の2点です。

  • 求職者数が少ない
  • 内定を辞退されやすい

 

求職者数が少ない

中途採用が落ち着く時期は、転職活動を行う求職者の数そのものが少ない次期です。 自社が求める人材が市場に出てきていない可能性があるため、欲しい人材を採用できない可能性があります。

内定を辞退されやすい

この時期に転職活動を行っている求職者は、転職時期にリミットを設けていない層も多く、「今の職場よりも条件の良いところがあれば、転職しても良い」くらいの温度感であるケースもあるため、内定を出しても気軽に辞退されてしまう恐れがあります。

4.中途採用が活発な時期に成果を得るポイント

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中途採用は、求職者が多い繁忙期に募集をかければ、応募者が増えます。会社にとって戦力になる人に募集してもらうには、次の3つのポイントが重要です。

  • 求人広告を工夫する
  • ダイレクトスカウトで個別アプローチを行う
  • 複数の採用手法を利用する

上記のポイントについて詳しく解説します。

4-1 求人広告を工夫する

求人広告は、求職者に自社の存在を知ってもらうために、他社の広告より注目してもらう必要があります。掲載する写真や、見出しの文言などを工夫して、他社の求人広告との差別化を図りましょう。
求人広告は、利用する求人会社によって工夫の仕方が変わります。具体的なアプローチは担当者に相談して作成しましょう。
求人会社には、広告の上位表示などのオプションが用意されています。オプションを使うと、他社の求人広告より目立つことは確実です。求人会社に提案してもらいながら、広告の出し方を考えましょう。

4-2 ダイレクトスカウトで個別アプローチを行う

中途採用を行う方法は求人広告だけでなく、求職者に直接アプローチできる「ダイレクトスカウト」もあります。ダイレクトスカウトは、必ず求職者と出会う機会がある点が、求人広告との大きな違いです。
ダイレクトスカウトは、時期に関係なく求職者にアプローチできるため、閑散期でも求人募集ができます。さらに、担当に自社が求める人材の条件を伝えれば、希望に合った求職者に出会うことも可能です。
ダイレクトスカウトは、会社によってサービスやオプションが異なります。利用する場合は、何社か比較して、使いやすい会社を使いましょう。

4-3 複数の採用手法を利用する

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中途採用を募集する方法は、求人広告やダイレクトスカウトの他にも、さまざまな方法があります。緊急で中途採用を募集したいときは、複数の採用方法を使って募集をかけましょう。
複数の採用方法を利用する場合、アプローチできる求職者の特徴が被らないような配慮が必要です。例えば、20〜30代が利用する求人広告サイトを使う場合、ダイレクトスカウトでは40代を中心に紹介してもらいましょう。
また、複数の採用方法を利用すると、採用にかかる費用も増えます。コストパフォーマンスを考えながら、効果的な採用法を使いましょう。

5.中途採用が落ち着く時期に成果を得るポイント

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中途採用を閑散期に募集するときは、繁忙期とは違うポイントを押さえなければいけません。具体的なポイントは、以下の2つです。

  • 長期休暇明けに備える
  • 潜在層の転職意欲を喚起する

閑散期に中途採用を募集するポイントを、詳しく解説します。

5-1 長期休暇明けに備える

年末年始やお盆休みなど、長期休暇明けになると転職希望者の意欲が高まり、求職活動を始める人が増えます。休暇明けに求職者が増えることを想定し、事前に準備しておくと、繁忙期に入ってから慌てる心配がありません。
特に採用計画は、閑散期のうちに考えておくと、繁忙期にスタートダッシュがかけられます。繁忙期は求職者が増加しますが、優秀な人材は決して多くありません。繁忙期に入ってすぐに行動できるよう、長期休暇が始まる前から準備しましょう。

5-2 潜在層の転職意欲を喚起する

採用の閑散期に求人広告で募集しても、繁忙期ほどの反応は期待できません。閑散期は求職者からの反応を待つプル型の行動より、求職者に対してアプローチするプッシュ型の行動を積極的に取りましょう。
ダイレクトスカウトを使った直接アプローチは、閑散期に有効です。スカウト媒体には、さまざまな求職者が登録しています。中には優秀なスキルや、貴重な経験を持っている人も少なくありません。
今は転職意識が低い人でも、企業からアプローチされれば転職意欲が高まって、求職行動をしてくれる可能性があります。閑散期は、良い人材を探すことに時間を費やしましょう。

6.サンライフ・クリエイションは不動産に特化した人材紹介と予定紹介が魅力

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中途採用には繁忙期と閑散期があります。時期が異なると、同じ募集活動をしても反応が違うため、それぞれの時期に適した行動を取るのが重要です。
募集方法も、種類によって特徴が違います。中には特定の業種に特化した求人媒体があるので、自社の業種にマッチした求人媒体を利用しましょう。
サンライフ・クリエイションは、不動産に精通した人材を提供するサービスを展開しています。登録者の多くは、不動産業界経験者や不動産で使える資格を保有。約5,000人の中から、自社にあった人材を紹介できます。

紹介できる人材の幅も広く、サポート業務や営業アシスタントから、広告チラシやダイレクトメール制作ができる人まで紹介可能。不動産業を営む上で必要な人材がすぐに揃います。不動産に強い人材を求めているなら、サンライフ・クリエイションにぜひご相談ください。

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